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高森明勅
2016.10.28 01:00

嬉しい投書

私は見落としていたが、『月刊Hanada』11月号の
読者から」というコーナーに、「高森明勅氏に最も共感」という
投書が載っているのを教えて貰った。

天皇陛下のお言葉について、様々な識者の発言が巷(ちまた)
溢れている。
驚いたのは、保守系メディアの寄稿者に、
まるで陛下のお考えを
否定するかのような発言が多かったことだ。
…もっと陛下のお言葉を重く受け止めるべきではないか。
私は初めて保守論者に不信感を抱いた。
そんななか、10月号、
高森明勅氏の
『ご譲位の“玉音放送”と国民の責務』は、
最も共感できる内容だった。
陛下のお言葉をきちんと聞き取れば、
天皇のお務めが
『安定的に続いていく』ことを願い、『譲位』
の制度化を
望んでいらっしゃるのは明らか。
考えに考え抜いた結果、国民に向かって語りかけられたのである。
これが実現できなければ『歴史に汚点を遺す』と書いた高森氏に
共感する。
お言葉に心を動かされた国民の大多数も賛同してくれるだろう。
政治家の方々の責任ある対応に期待したい」

愛知県のNさんの投書。

立派な文章だ。

こういうしっかりした文章を書ける方に賛同して戴いて、
本当に嬉しい。

微力ながら一層、力を尽くさねば。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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